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2016年12月 6日 (火)

シニアとジュニア

当研究会では、二人の弁護士で初回相談に応じています。一人は医療事故に関して豊富な知識と経験をもつ「シニア」の弁護士と、もう一人は経験こそ多くないものの学習意欲と行動力に自信のある「ジュニア」の弁護士です。そんなジュニアの私が、これまでにシニアに感嘆したお話を少し。

 1時間無料で実施する初回相談に臨む前に、相談者の方に医療事故の内容や治療経過、医師の説明などを記載して頂いた「調査カード」を拝見します。まだまだ医学知識に乏しい私は、当該分野の専門用語の意味や、治療の内容、過去に同種の事例で争われた裁判例などを調べます。よし、これでひとまず知識は大丈夫、と思って初回相談が始まります。

 シニアの弁護士とともに相談者から詳しい経過などを聞き取ります。そして、聞き取った内容をもとに相談者の希望に対する見込みや今後の方針の概要を説明します。

「本件では・・・に問題があるのかもしれません」

「・・・なので病院側の過失を問うのは中々難しいだろうと思います」

 さて、この発言はシニアのものです。ジュニアの中でもとりわけ経験の浅い私にとっては、いかにその分野の医療の知識を頭に入れていたとしても見通し等の一定の判断をするのは容易ではありません。さすがシニアだなあと心の中でひっそりと呟きます。一方、そんな私でもその後の調査や分析に東奔西走し、相談者の依頼に応えられるよう努力します。

 経験豊富なシニアと日々努力するジュニア。このような態勢で医療事故研究会は相談者の方の真摯な相談に日々対応しています。

                                          弁護士 寺谷 洋樹

医療事故研究会HP http://www.iryoujiko.net

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