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2016年8月18日 (木)

医療機関とコンプライアンス

現在、企業不祥事が明るみになった際に、「コンプライアンス」という言葉(用語)が語られることが少なくない。そして、「コンプライアンス」とは、単に法令を遵守していればよいというのではなく、「社会からの要請や期待に応じた適切な活動を行うこと」を意味するものと理解されている。  

医療行為は、一人一人の人間の生命や身体に直接の影響を及ぼす行為であるので、医療行為における過誤は、人間の生命や身体に対して直接致命的なダメージを与える。

法律上の責任は結果責任ではないが、裁判所による過失(注意義務違反)の判断において、医療機関に対する一定の行動ルール(行動準則)が示されることになる。裁判所によるこのような判断の積み重ねが、医療の安全の実現や医療機関におけるコンプライアンスの実現につながり、国民のために望ましい医療の達成をもたらすことになる。

 

                   弁護士 上田 正和

医療事故研究会HP http://www.iryoujiko.net

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